いつもの景色

あたたかな夕陽は沈んで冷たい夜になる
わずかに鉄橋にさしかかるオレンジ色は
暗い闇に包まれる

舗道をうつむきかげんに歩いていた僕は
都会の喧騒の中ふいに息を潜めた
いつもの景色の静けさを感じていたくて

惰性で月日に流されてゆくうちに
本当の自分が見えなくなる
こだわり捨てて生きてゆくことが
大人になるということか?Ah-


いつもの景色はいつか姿形を変えるだろう
そしてこの美しい景色を歌った歌も
いつか忘れてしまうだろう

だから今自分の全てをこの胸に焼き付けよう
誰にも見せなかった握りこぶしも
涙も僕を強くさせたから

何があっても生きて行ける
大丈夫 大丈夫

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